車のオイルランプが点いたり消えたりする原因を知っていますか?
今回は、車のオイルランプが点いたり消えたりする原因などについて詳しく解説します。
まずは、車のオイルランプが点いたり消えたりする理由からみていきましょう。
すでに詳しい方は、改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
この記事で分かるポイント4つ
✅車のオイルランプが点いたり消えたりする原因
✅車のオイルランプが点いたり消えたりする時の対処法
✅車のオイルランプが点いたり消えたりするのを放置しておくとどうなる?
✅車のオイルランプが点いたり消えたりした時の応急処置
エンジンオイルの圧力が低下するとランプがつく
エンジンオイルの圧力が低下すると、オイルランプが点灯します。
エンジンの油圧異常を示しています。
一般的に、車の警告灯は赤とオレンジの色で表示されますが、赤色の方が緊急性が高いことを示します。
車のオイルランプが点いたり消えたりする原因
エンジンオイル不足による油圧低下
エンジン内のオイルが不足すると、油圧が低下し、オイルランプが点灯します。
オイル漏れや燃焼室内にオイルが入り込むことによって引き起こされ、燃焼室でエンジンオイルが燃焼される可能性があります。
ポンプ系異常やストレーナー詰まりによる油圧低下
エンジンオイルをエンジン内に循環させる役割を果たすオイルポンプの故障やオイルストレーナーの詰まりなどがあると、オイルの循環が妨げられ、油圧が低下します。
オイルポンプの故障は部品の摩耗や不良が原因となることが考えられますが、オイルストレーナーの詰まりはエンジンオイルの劣化によりエンジン内にスラッジがたまることが主な原因です。
車のオイルランプが点いたり消えたりする時の対処法
エンジンオイルの補充か交換をする必要があります。
エンジンオイルのランプが点滅し続けたり、点滅と消灯を繰り返す場合、エンジンはほぼ焼きつく寸前の状態です。
そのため、車を自走させることは危険ですので、周囲の交通状況に気を付けて路肩などに安全に停車し、エンジンを切りましょう。
その際、ハザードランプを点灯させておくと見つけてもらいやすいです。
レッカーサービスを呼び、整備工場に車を運んでもらい、自動車整備士に判断してもらう必要があります。
電話で「ハザードランプを点灯させて停車中」と伝えることで、夜間や雨天時でもレッカーサービスが迅速に見つけてくれる可能性が高いです。
安全第一で対応しましょう。
車のオイルランプが点いたり消えたりした時の応急処置
オイルランプが点灯した場合、オイルが不足している可能性が高いため、応急処置としてエンジンオイルを継ぎ足すことはできます。
エンジンを始動し、オイルランプが消灯すれば一時的に走行することが可能ですが、これはあくまで一時的な解決策であり、根本的な問題を解決するために整備工場で点検整備を受けることが非常に重要です。
オイルが減少している原因を特定し、それを解消する必要があります。
エンジンの焼き付きや損傷を回避し、車両の安全性と長寿命を確保するために、整備工場での点検整備は避けて通れません。
適切なメンテナンスを行うことで、エンジンの状態を維持しましょう。
車のオイルランプが点いたり消えたりするのを放置しておくとどうなる?
エンジンオイルによる潤滑や冷却不足はエンジンの焼き付きを引き起こし、最終的には走行不能につながります。
焼き付きによるエンジン損傷は内部のオイル漏れを引き起こし、高温部にオイルが付着すると車両火災の危険性も高まります。
少しの距離であっても、エンジンオイルの油圧異常が発生している場合、走行を続けることは非常に危険です。
安易な考えで乗り続ける代わりに、すぐに安全な場所に停車し、エンジンの状態を点検し、必要な措置を取ることが重要です。
オイルランプを点灯させないようにするには?
オイルランプの点灯を予防するためには、エンジンオイルの定期交換が非常に重要です。
エンジンオイルが劣化すると、エンジン内部の部品の摩耗やオイル上がりなどが発生し、さらにスラッジがエンジン内に残留してオイルストレーナーの目詰まりを引き起こす可能性があります。
エンジンオイルの交換時期は通常、5000キロ走行またはオイル交換後1年のどちらか早い方を目安にすると良いです。
法定点検や定期的な車両メンテナンスを受けることも重要で、これらの対策を積極的に行うことでエンジンオイル関連のトラブルを未然に防ぐことができます。
安全性を確保するために、定期的なメンテナンスをおすすめします。
オイルランプが点いたり消えたりした時の修理方法
オイル漏れの修理
オイルランプが点灯する原因として、オイル漏れが挙げられます。
オイル漏れを修理することで、オイルの消耗を抑え、油圧を正常に戻すことができます。
エンジンオーバーホール
オイル消費が激しい場合やエンジン内部に大量のスラッジが付着している場合、エンジンオーバーホールが必要になることがあります。
これにはエンジンの分解と部品交換が含まれ、高額な修理費用がかかることがあります。
エンジンの載せ替え
修理費用が高額になる場合、エンジンの載せ替えが現実的な選択肢となることがあります。
新しいエンジンを車に取り付けることで、エンジン関連のトラブルを解決できます。
オイルランプが点灯する状況はエンジンの状態に深刻な問題を示唆することがあります。
そのため、早期の診断と適切な修理が重要です。
オイル交換や定期的なメンテナンスを怠らないことが、エンジンの寿命を延ばし、高額な修理費用を避けるために大切です。
原因別オイルランプの修理費用相場
オイルランプが点灯する場合、修理に関しては以下の原因が考えられ、それぞれの修理費用と対処法は以下の通りです。
オイル不足
オイルが不足している場合、エンジンオイルの交換や補充が必要です。
初期段階ではこれらの対策で問題を解決できることが多いです。
オイルストレーナーの詰まり
エンジンオイルストレーナーの詰まりが原因の場合、オイルパン脱着とストレーナーの交換または清掃が必要です。
費用は約30,000円から50,000円程度です。
エンジン内部のスラッジ
エンジン内部にスラッジが蓄積している場合、エンジン内部の分解とスラッジの除去が必要です。
これには部品交換や清掃作業が含まれます。
費用は20,000円から150,000円程度です。
オイルポンプの不具合
オイルポンプの不具合が油圧異常の原因の場合、オイルポンプの分解または交換が必要です。
費用は50,000円から150,000円程度です。
メタルの交換
エンジン内でメタルの焼き付きが発生した場合、エンジンの載せ替えが必要となります。
費用は200,000円から400,000円程度です。
オイルプレッシャースイッチの異常
オイルプレッシャースイッチが故障している場合、スイッチの交換が必要です。
費用は3,000円から20,000円程度です。
また、配線の修理も必要な場合があります。
メーター内部の故障
メーター内部に問題がある場合、修理や交換が必要です。
修理費用はメーター内部の具体的な状態により異なります。
「車のオイルランプが点いたり消えたりする原因」まとめ
✅車のオイルランプが点いたり消えたりする原因を解説している。
✅エンジンオイルの圧力が低下すると、オイルランプが点灯し、エンジンの油圧異常を示している。
✅オイルランプの赤色の方が緊急性が高い。
✅エンジンオイル不足による油圧低下やポンプ系異常やストレーナー詰まりによる油圧低下が原因。
✅オイル漏れの修理をしたりする必要がある。
✅最悪の場合エンジンを交換しなければならない。
✅エンジンのオイルを交換することになった場合、修理費用が高額のためエンジン交換になる前にメンテナンスや修理をするのがおすすめ。
✅オイルランプが点灯した場合、オイルが不足している可能性が高いため、応急処置としてエンジンオイルを継ぎ足すと良い。
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