bmwの強制ニュートラルの方法を知っていますか？
今回は、bmwの強制ニュートラルの方法などについて詳しく解説します。
まずは、bmwの強制ニュートラルの方法からみていきましょう。
すでに詳しい方は、改めて確認するつもりで読んでみると新たな発見があるかもしれません。
合わせてニュートラルギアについて様々な視点から紹介します。
この記事で分かるポイント4つ
✅bmwの強制ニュートラルの方法
✅車のニュートラルギア（Nギア）がある理由
✅ニュートラルギアはどういう時に使うもの？
✅ニュートラルギアを使うとギアを痛める可能性があるのは本当？
bmwの強制ニュートラルの方法とは？
①セレクター レバー下部のスリーブをセンターコンソールから外します。
②スリーブを少し浮かせます。
必要に応じて、ケーブル コネクターを引き抜きます。
③車載ツール キットのドライバーを使用して、黄色のロック解除レバーを下に押します。
④セレクター レバー表側のボタンを押して、セレクターレバーを少し後ろへ動かします。
ロック解除レバーから手を放します。
⑤セレクター レバーをご希望のポジションにします。
【bmwの強制ニュートラルの方法】車のニュートラルギア（Nギア）がある理由とは？
ニュートラルとは、前進ギアにも後退ギアにも噛み合っていない状態です。
ニュートラルギア（Nギア）を選択すると、エンジン動力から完全に離れ、中立状態となります。
ニュートラルの状態ではエンジンを回しても車は動かず、どのギアにもつながっていない中立状態にあります。
停車時に使用されるパーキングギア（Pギア）は車を停める役割を果たします。
Pギアはタイヤをロックして車を安定させる一方で、Nギアはエンジンとギアを切り離すことで車を停止させる役割を果たします。
Pギアはタイヤをロックして車を停めますが、Nギアは動力とギアを切り離すことで車を停止させます。
【bmwの強制ニュートラルの方法】ニュートラルギアはどういう時に使うもの？
ニュートラルギアは緊急時に使います。
通常、駐車時にはPギアを使用します。
信号待ちや停車時にはDギアに入れつつフットブレーキをかけるのが一般的です。
しかし、ニュートラルギアには、緊急時での活躍の場面も存在します。
トラブルが発生し自走不能な状況では、ニュートラルにしてレッカー車や他の車に牽引され、車を移動させることがあります。
理由は、ニュートラルギアではタイヤの回転に抵抗がかからないためです。
Dギアではギアと噛み合っているため、タイヤの回転に抵抗が生じます。
また、Pギアはロックがかかっているため使用できません。
車のトラブルは予測できないもので、メンテナンスが行き届いていても突然の故障が発生します。
そういった状況に備え、ニュートラルギアを使った故障車の移動方法を知っておくことは重要です。
例えば、踏切の真ん中などで動かなくなった場合でも、数人で後ろから押せば車は移動することができます。
【bmwの強制ニュートラルの方法】ニュートラルギアを使うとギアを痛める可能性があるのは本当？
ニュートラルギアをむやみに使うとギアを痛める可能性があります。
オートマチック車は頻繁なギアチェンジを前提としていないため、赤信号ごとにDギアからニュートラルギアに切り替える行為はギアを損傷させる可能性があります。
停車時にNギアに入れると、後続車に追突されそうな状況でも急発進ができません。ギアの保護と緊急回避の観点から、信号待ちでは基本的にDギアに入れたままブレーキを踏んでおくのが望ましいです。
オートマチック車にはATF（オートマチックフルード）が使用されており、これはエンジンとギアに関わる様々な機能を果たしています。
ATFの一つの重要な機能はギアの冷却であり、ギアに触れたATFが熱を受け、オイルクーラーで冷却される仕組みです。
ニュートラルになるとATFによるギアの冷却が妨げられ、最悪の場合、ギアが焼き付く可能性があります。
ギアやエンジンの焼き付きは高額な修理費用を伴うため、信号待ちなどの停車時にはニュートラルではなくDギアに入れることが適切です。
【bmwの強制ニュートラルの方法】下り坂でニュートラルギアにすると燃費が良くなる訳ではない
下り坂では一度加速がつけばアクセルを離しても車は進み続けるため、ギアをニュートラルにすることで燃費が稼げるのでは？という考えがありますが、ニュートラルにしている間もエンジンは動き続け、燃費には影響がありません。
下り坂ではむしろDギアを選択することでエンジンブレーキがかかり、燃費の向上が期待できます。
また、ニュートラルに入れるとエンジンブレーキが効かないため、下り坂でのスピード調節をフットブレーキだけに頼ることになります。
これにはブレーキトラブルのリスクが伴います。フェード現象やべーパーロック現象が起きると、ブレーキング能力が失われる危険があります。
安全面を考慮すると、下り坂ではDギアでエンジンブレーキとフットブレーキを併用する走り方が適しています。
【bmwの強制ニュートラルの方法】知っておくと良いニュートラルに関する豆知識
知っておくと良いニュートラルに関する豆知識をいくつか紹介します。
アイドリング時はパーキングとニュートラルどっちに入れる？
アイドリング時には、パーキングに入れるか、ニュートラルに入れておくかで賛否両論がありますが、実際には安全性を考慮して、パーキングに入れることがおすすめです。
ニュートラルでもサイドブレーキを引けば車は動かないが、サイドブレーキを引き忘れた場合、知らないうちに車が動いてしまい事故の危険が潜んでいます。
安全のためには、「パーキング」に入れることが重要です。
MT車の場合はサイドブレーキを引けば安全です。
ニュートラルでアクセルを踏んだらどうなる？
エンジンを停止した際には、AT車で注意が必要です。
ニュートラルにしておくと車が勝手に動く可能性があるため、駐車時や短時間の停車でも必ず「パーキング」にしておくことが大切です。
特に、坂道に見えない程度のわずかな傾斜がある場合が最も危険です。
車が少しずつ動いていることに気付かず、重大な事故の原因となる可能性があります。
車のクリープ現象とは？
AT車が「ドライブ」（D）にシフトした状況で生じるクリープ現象とは、信号待ちなどで「D」にシフトしていると、クリープ現象が発生し、車が少しずつ前進します。この際、停車中はブレーキを踏む必要があります。
ブレーキを踏むことを好まない方にとって、信号待ち時に「D」から「N」にシフトしておけば、ブレーキを踏む必要がなくなり、少量のガソリン消費を削減できます。
この際にはサイドブレーキを引くか、ブレーキを踏むことが重要ですので、注意して行動するようにしましょう。
ギアをニュートラルにしていてもガソリンの節約にはならない
ギアの変更が節約に直結する可能性は低いです。
目の前の車ではなく、先行車全体を見ることで、余計なアクセルやブレーキ操作を減らし、効果的な走行が可能です。
近年の車ではアクセルを離すと燃費計が上がる仕組みもあります。
この状態を頻繁に作り出すことで、物理的に燃費を向上させることができます。
「bmwの強制ニュートラルの方法とは？ニュートラルギアについても紹介」まとめ
✅bmwの強制ニュートラルの方法を解説している
✅ニュートラルとは、前進ギアにも後退ギアにも噛み合っていない状態
✅ニュートラルギア（Nギア）を選択すると、エンジン動力から完全に離れ、中立状態となる
✅Pギアはタイヤをロックして車を安定させ、Nギアはエンジンとギアを切り離すことで車を停止させる役割を果たす
✅bmwの強制ニュートラルは5ステップで簡単にできる
✅ニュートラルギアは緊急時に使い、信号待ちや停車時にはDギアに入れつつフットブレーキをかけるのが一般的
✅ニュートラルギアをむやみに使うとギアを痛める可能性がある
✅ギアの変更が節約に直結する可能性は低い
✅ニュートラルにしておくと車が勝手に動く可能性があるため、駐車時や短時間の停車でも必ず、パーキングにしておく
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