引用:BMW
BMWと言えば、誰もが知る外国の高級自動車メーカーであり、日本においてもその知名度と人気は衰えることがありません。
そんなBMWからはスポーツモデルをはじめとして様々なラインナップが展開されているのですが、X2シリーズはどうにも他モデルと比べると不人気な面が目立つようです。
同じBMWでもなぜX2が不人気なのかについて、本記事ではBMWX2の不人気の理由に関する以下の疑問を解決します。
✅BMWX2が不人気な理由
✅BMWX2の国産車との金額差
✅BMWX2がおすすめの人
これらの点を踏まえて、BMWX2に興味を持っている方、またはなぜ人気を集められていないのか気になっている方は本記事を参考にしてみてください。
BMWX2が不人気な理由とは?
BMWと言えば、ドイツの自動車メーカーおよびモーターサイクルメーカーであり、独自の高級車やスポーツカー、モーターサイクルの開発元として知られています。
高い性能、洗練されたデザイン、技術革新に焦点を当てた車両を提供しており、世界中で愛用者が存在している事、そして日本においても外国高級メーカーの代表の一角という事で憧れの的となっています。
そんな中で、X2というモデル、シリーズはBMWの中でも不人気になっているようです。まずはその理由や中古モデルの価格帯などを解説していきます。
BMWX2とは
引用:BMW
まずは、今回ご紹介するX2というモデルについて解説していきましょう。
ボディタイプ | SUV |
寸法 | 全長 4,375-4,567 mm x 全幅 1,825-1,845 mm x 全高 1,535-1,575 mm |
シリンダー配列 | 直列型エンジン |
駆動方式 | 四輪駆動 |
BMWが展開しているクロスオーバーSUVであり、Xシリーズの中の1つで、そのデザインはクーペのようなスタイリッシュでスポーティな外観が特徴です。
Xシリーズ偶数番はSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)と呼ばれており、一般的にSUVと呼ばれるモデルを、よりスポーティーに変化させています。
「2018-2019 日本カー・オブ・ザ・イヤーエモーショナル部門賞」「RJCカーオブザイヤー・インポート」「日本自動車殿堂インポートカーオブザイヤー」の3つの賞を受賞するなど、デザイン性の高さが高く評価されています。
BMWのSUVシリーズの中で最もコンパクトなモデルとして位置付けられており、立体駐車場も問題なく機能可能、日本の道路事情によく合い街乗りなどカジュアルな場面でも活躍する車と言える立ち位置のSUVとなっています。
BMWX2が不人気な理由とは
この様に、BMWの展開するSUVの中でも最もコンパクトなラインとして展開されているという事で、日本の道路事情などにも非常にマッチしたモデルであるといえます。
では、そんなX2がなぜ不人気になってしまっているかの理由に関してですが、以下の点が挙げられます。
- 国内のSUVが安い
- 本格派SUVユーザーが満足しにくい
- デザインが格好悪い
まずは「国内のSUVが安い」という点です。
昨今は以前からあったアウトドアに対しての人気の高まりから、SUVの市場というのは国内においても更なる需要の拡大が見込まれています。
そんな中にあって、国内の自動車メーカーも当然ながらそういった需要を掴んでおり、SUVを各種展開しています。例えばトヨタの「ヤリスクロス」日産の「キックス」マツダの「CX3」などは代表的なモデルと言えるでしょう。
この様に国内メーカーでも売れ筋のSUV車が多く存在しており、特に国産メーカーのコンパクトSUV車は比較的手ごろな価格設定が魅力となっています。
実際に売れているのかどうかを確認してみても、年間の販売台数はBMWのフラッグシップモデルである3シリーズや5シリーズに比べると少ないとされています。
2点目に「本格派SUVユーザーが満足しにくい」という点です。
BMWX2は、本格的なSUV車に乗りたい人にはマッチしないという要因もあるとされています。
そもそもSUVは、その堅牢な外観や大きな車体、高い車高が特徴であり、車内は広く多くの乗客や荷物を運ぶことができるように設計されているモデルがほとんどです。
多くの場合アウトドアアクティビティや冒険的な用途に用いられることが多いですが、都市部での通勤や家族の日常の移動手段としても人気があります。
そんなSUVを求めるユーザーが車を選ぶうえで重視する点としては、やはり広々とした車内や大容量の積載スペースに関する点でしょう。
BMWのXシリーズでラゲッジスペースを比較すると、以下の表の通りとなります。
X1 | 505〜1,550L |
X2 | 470〜1,355L |
X3 | 550L~1,600L |
X1やX3に比べてみると、2シリーズは最低でも500リットル、1,500リットル以上の容量があるのが分かります。
それに対してX2のラゲッジルームの容量は限られており、本格SUVに乗りたいと思っているユーザーからしてみれば内部スペースの広さに物足りなさを感じるかもしれません。
その他「デザインが格好悪い」という意見もあるとされています。
BMW X2のデザインについては、業界内外およびユーザーの中でもで賛否が分かれるところとなっています。
一部の評論家やユーザーからは「斬新すぎる」といった感想が出てきていたり「伝統的なBMWのイメージから外れている」といった指摘があることから、X2の全体的なデザインが如何にこれまでにないものであったかが分かります。
特に、そのクーペスタイルのリアデザインやサイドのロゴ配置といった部分については、伝統的なBMWのスタイリングを好んでいるファンからすると簡単には受け入れがたい部分になっているのかもしれません。
しかし、このような斬新なデザインが、新しい世代のドライバーや他のブランドからの乗り換えを検討しているユーザーからは高く評価されています。
実際、X2は20代から30代の若い層を中心にそのデザインの新しさや斬新さが受け入れられています。
デザインは人それぞれの価値観に左右されるもの。BMW 2のデザインがどのような印象を与えるかは、見る人の目に寄ると言えるでしょう。
不人気とされるBMWX2と国内SUVとの価格帯比較
引用:日産
BMWX2の不人気の理由として、国内SUVが格安で人気があるという点を挙げました。ここで、実際のX2と国産SUV主要モデルとの価格差を見てみましょう。
【価格比較】
BMW X2 | 598万円~ |
トヨタヤリスクロス | 189.6万円~ |
日産キックス | 299.9万円~ |
マツダCX3 | 231.7万円~ |
BMWX2の新車価格は598万円からと約600万円台からのスタートとなっていますが、これに対して国産車は日産のキックスが300万円前後、トヨタのヤリスクロスに関しては200万円を切った新車価格になっているなどその価格差は如実に表れています。
基本的に国産車と外国車との価格を比較する場合、どんなメーカーであったとしても外国車の方が輸入などのコストがかかる分どうしても1台1台の価格は高くなる傾向があります。
BMWは特に高級車メーカーとして知られているのは周知の事実であり、ブランドの価値や技術が価格に反映されています。
一方国産SUV車は手ごろな価格帯でありながら、信頼性やアフターサービス体制が確立されていることもあり、消費者にとって魅力的な存在となっているのは事実でしょう。そのため、一部の消費者は国産SUV車を選ぶ傾向にあるという訳です。
BMWX2不人気の理由は価格帯やデザイン!おすすめの人やフルモデルチェンジに関して解説
引用:BMW
BMWであればどんなモデルでも人気、といったイメージを持っていた方もいるかもしれませんが、実際には海外メーカーと国産モデルとの価格差やそのデザインなどから賛否が分かれているようです。
全体的な人気自体は大人気と言えるものではありませんが、それでも満足することができる人もいますので、ここからはX2をおすすめできる人やフルモデルチェンジの話について解説します。
不人気とされるBMWX2とX1との違い
引用:BMW
BMWからは、同じXシリーズでもX1とX2など異なるラインが展開されています。初めて見た際には似ているように感じるかもしれませんが、その設計思想やターゲット層・性能面での違いは明確に分かれています。
X1は、都市部での利便性や長距離移動を考慮した広いラゲッジスペースや、後部座席の居住性を優先した設計が施されています。特にファミリー層やビジネスシーンでの利用を想定しており、その快適性や使い勝手の良さが強調されています。
対して今回取り上げているX2は、都市部の若いドライバーやアクティブなライフスタイルを持つ人々をターゲットにしています。
そのため、X2はスポーティなデザインや走行性能が強化されている面が押し出されていて、街中でのアグレッシブな運転やカーブでのハンドリングなどドライビングの楽しさを追求したモデルとなっています。
エンジンのレスポンスやサスペンションのセッティングも、X1よりもダイレクトなフィーリングを持つよう調整されているのです。
こうした性能面や調整の違いから、X1とX2はそれぞれ異なるユーザー層をターゲットとして魅力を感じられるよう販売されています。
不人気なBMWX2が向いている・おすすめの人
引用:BMW
実際にBMWX2が向いている人やおすすめできる人としては、以下のようなケースの方が挙げられます。
- 街乗りメインでコンパクトなSUVを探している
- 他と被りたくない
まずは「街乗りメインでコンパクトなSUVを探している」という人です。
X2の特徴はSUVでありながらも全高が1,535mmと、一般的な立体駐車場の高さである1,550㎜の高さに入庫できるというメリットがあります。
同じBMWのXシリーズで見てみると、X1は全高1,625mm、X3は1,675mmと、両方とも立体駐車場に納めるのは難しい全高になっています。
X1やX3より全高の低いロースタイルとして展開されているモデルのX2は、街乗りメインの都市部のユーザーにとっては使い勝手のいいモデルと言えるでしょう。
SUVのスタイルやデザイン自体は好みだけれど、その分車体が大きくて取り回しが不安という方にもぴったりとなっています。
BMW X2は、その独特なデザインや高い走行性能から特に若い世代やスポーティなドライブを求めるユーザーを中心として評価されているモデルです。
「他と被りたくない」という人もX2がおすすめできます。
誰ともかぶりたくないという独自の個性を追求したい方にこそBMWX2をおすすめすることができ、スポーティー+クーペのデザインをまとったX2のデザインは他の車とは一線を画し、個性的で洗練された存在感を放っています。
不人気の理由としてデザインが独創的すぎる、斬新すぎるといったものも挙げていますが、逆に言えばそうした先進的で今までにないデザインの車を求めている人にとっては注目の的と言える訳です。
あくまでも全体的な流行に乗っていない、大多数から支持されてはいないというだけであって、スタイリングが好みの人たちからはしっかりと評価と注目がされているのもまた事実です。
カラーバリエーションも豊富に展開されハイセンスな物がそろっていますし、コンパクトSUVながら重心の低いどっしりとしたスタイルもあって注目を浴びる部分があるのも間違いありません。
不人気なBMWX2のフルモデルチェンジについて
引用:BMW
2023年10月11日、BMWよりX2のフルモデルチェンジが行われるという事が公式に発表されました。
ニューモデルのラインナップとしては以下の通りとなっています。
- X2 sDrive20i
- X2 sDrive18d
- X2 M35i xDrive
- iX2 xDrive30(EUヴァージョン)
第2世代となる新モデルはより個性的で、よりスポーティーかつ先進的なモデルに生まれ変わったとアピールされています。
具体的には「QuickSelect」技術を採用した「BMW iDriveコントロール」のほか、最新世代のOSである「BMWオペレーティングシステム9」など最新の技術やデザインが取り入れられると発表しています。
「BMWX2が不人気の理由は何?その理由やおすすめできる人を解説」まとめ
✅BMWX2はコンパクトなクロスオーバーSUV
✅国内SUVの価格帯と比較すると高い
✅本格派SUVユーザーは満足しにくい部分もある
✅一部の評論家やユーザーからは「斬新すぎる」との声が
✅年間の販売台数は3シリーズや5シリーズに比べて少ない
✅X2は街乗りメインのコンパクトなSUVが欲しいならおすすめ
✅他と被りたくない人にもX2ha合っている
✅2023年にX2のフルモデルチェンジが行われている
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