中古車のETC、名義変更しないとどうなる?再セットアップの方法も解説!

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車に関する悩み

多くの車に搭載され、料金所の渋滞回避にも役立っているETC車載器。

愛車の乗り換えでETC車載器を付けかえたり、ETC付きの中古自動車を購入したりと、ETCを使う環境が変わったときに、どのような手続きが必要になるのか分からないと不安になりますよね。

この記事ではETCの名義変更を行わなかった場合、どのようなリスクが考えられるのか、また、どのような場合に名義変更が必要になるのかについてご紹介します。

さらに、再セットアップの方法についても解説しますので、ETCの名義変更を考えている方は参考にしてみてくださいね。

この記事で分かるポイント4つ
✅名義変更や再セットアップをおこなわないことで発生するリスク

✅中古車を購入した場合、親から譲り受けた場合も再セットアップは必要なのか

✅ETC車載器の再セットアップは自分でできるのか

✅再セットアップに必要な書類と料金

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ETCの名義変更は必要なのか?名義変更しないとどうなる?

まず、ETC車載器の名義変更は必要ありません。なぜなら、車載器に登録されている情報は、車のナンバーや排気量といった車両情報のみであり、氏名や住所といった個人情報は登録されていないためです。

そのため、中古車を購入したり、人から譲り受けた車にETC車載器が取り付けられていても、名義変更の必要はありません。ただし、ETC車載器を別の車に乗せ換えた場合は、所有者が変わらなくても必要な手続きが出てきます。

その手続きとは、ETCの再セットアップのことです。

 

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ETC車載器のセットアップとは?

ETC車載器のセットアップ作業とは、車種やナンバーといった車両の情報を暗号化して書き込み、安全に通信できるよう暗号情報を組み込む作業のことです。

セットアップを行うことで、高速道路を利用する際に正確な車両情報を特定し、適切に通行料金が請求されるのです。

セットアップ後の車載器内の情報は暗号化されているため、安全な状態でデータは保管されています。

ETC車載器には、車両の情報が書き込まれますが、個人を特定する情報が書き込まれることはありません。

ETC車載器の”再”セットアップとは?

ETC車載器の情報に変更があった場合、再セットアップをおこなう必要があります。

再セットアップとは、ETC車載器に登録されている車両情報を変更する作業のことをいいます。再セットアップを行わなくても、ETCカードを挿せば機能しますが、車両情報を正しく登録しておかないとトラブルにつながるため、変更がある場合には必ず再セットアップをおこなわなければなりません。

再セットアップをしていないとどうなる?

ETCには取り付け時の車のナンバーや車両情報が登録されており、変更を加えない場合、そのナンバーが記録された状態のままになります。

そのため、車両が変わっているのに再セットアップを行わなかった場合、ETC利用紹介サービスが利用できなくなったり、ETCレーンの開閉バーが開かないといったトラブルが発生する可能性があります。

また、車両区分が変わり、通行料金が正しく徴収されなかった場合には、ETC車載器を不正に付け替え、本来の料金を支払わずに不正通行したとみなされて罰せられる可能性もあるので注意が必要です。

また、時間帯割引をはじめとする各種ETC割引が適用されなかったり、ETC2.0のサービス各種が受けられないといった可能性もあります。

不利益につながる可能性が非常に高いため、必要な場合には早めに再セットアップを行うとよいでしょう。

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あなたのETC車載器は、再セットアップが必要?

それでは、ETC車載器はどのような場合に再セットアップが必要なのでしょうか?車両とETC車載器をどのように変更したかによって変わってきますので、チェックしてみてください。

再セットアップが不要な場合とは?

ETC車載器にインプットされている情報は、ナンバーや排気量といった、車両を識別するための個別情報であり、所有者、使用者といった個人情報は含まれていません。

そのため、車両の変更はなく、使用者のみの変更があった場合、つまり、ETC車載器つきの中古車を購入した場合や、親や知人から車を譲り受けたといった場合でも、ナンバープレートを変更していなければ、再セットアップの必要はないのです。

ETC車載器がついた中古車を購入した場合は?

中古車を購入した際に、前の所有者が使用していた車載器が取り付けられていた場合、ナンバープレートの変更がなければそのまま使用して問題ありません。

 親や知人からETC車載器がついた車を譲り受けた場合

譲り受けた車両にETC車載器が取り付けられていた場合も、ナンバープレートの変更がなければそのまま使用することができます。

再セットアップが必要な場合とは?

高速道路においてETCを使用する際には、料金所や読み取り装置と車載器との間で無線通信をおこない、それらの情報に基づき通行料金が請求されます。

そのため車両の情報に変更があった場合、再セットアップをおこなわないまま利用すると、誤った情報で通行料金が請求されることになってしまうのです。

再セットアップが必要な例は次のとおりです。

 他の車にETC車載器を付け替えた場合

他の車にETC車載器を付け替えた場合には、ナンバーや排気量といった車両情報をすべて変更する必要があるため、再セットアップを行わなければなりません。

 車のナンバープレートを変更した場合

所有者や使用者が変わらない場合でも、引っ越しなどでナンバーを変更した場合には、車両情報の変更となるため再セットアップが必要です。

 けん引ができる構造に車両を改造した場合

ETC車載器付きの車両に、水上バイクなどを引くためのけん引装置を取り付けた場合には再セットアップを行ってください。再セットアップを行わず、けん引を行うと、ETCレーンを通過することができませんので注意してください。

 2015年6月30日までにセットアップされたDSRC車載器をETC2.0サービスに対応できるようにする場合

2015年7月1日以降にセットアップされたDSRC車載器は、そのままETC2.0のサービスを利用することができますが、それ以前にセットアップされた車載器の場合、再セットアップすることでETC2.0のサービスが利用できるようになります。

ETC2.0は、全国高速道路の約1700カ所に設置された通信アンテナITSスポットと、ETC2.0対応車載器、カーナビが双方向通信をおこなうことで、多彩な情報サービスが実現されます。

そのため、新たにETC車載器を設置する場合にも、ETC2.0のサービスを利用する場合には、ETC2.0に対応するETC車載器を取り付ける必要があります。購入時にETC2.0の記載があるかどうか確認するようにしましょう。

 情報を誤ってセットアップを行ってしまった場合

入力する情報や書類を伝え間違えてしまった場合、再セットアップが必要となります。そうならないように、セットアップの依頼をする際には誤った情報を伝えることのないように注意しましょう。

 

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再セットアップの方法

それでは、再セットアップはどのような方法で行えばよいのでしょうか。自分でもできるのか?どこに頼めばよいのか?以下の記事を参考にしてみてください。

再セットアップは必ず専門店で行う

ETCは、適切に運用できるように高度なセキュリティで守られています。そのため、再セットアップは個人でおこなうことができません。登録された「セットアップ店」でのみで実施されているので、対応してくれる店舗に持ちこみ、再セットアップを依頼する必要があります。

セットアップ店とは、「ITS-TEA」がセットアップ事業者の申請に基づきセットアップ店名簿に登録した営業所のことを指します。セットアップ事業者の指導、監視の下、セットアップ業務を行っているのです。

「ITS-TEA」とは、車載器のセットアップに関するシステム開発、運営を行う財団法人です。「ETC」やETCロゴの商標登録を所有しています。

最寄りのカーディーラー、自動車用品販売店、整備工場などに確認してみてください。また、インターネット上でも再セットアップができる店舗を探すことができます。専用のサービスを利用したり、各店舗のホームページから確認してみてください。

再セットアップに必要な書類と料金

再セットアップには、車載器と費用のほかに次の3点が必要となります。

車検証
本人確認書類(免許証)
車載器管理番号

車載器管理番号は、車載器を初めてセットアップした際の「セットアップ申込書」または「セットアップ証明書」に記載されています。

ETC再セットアップにかかる費用は約3000円が相場と言われています。ちなみに、ETC車載器を新しく設置する場合、別途車載器の料金と、取り付けの工賃が必要となります。店舗によっては、セットアップ料金とセットでお得になるサービスもあるので、新規で取り付ける場合にはそれらのサービスも確認すると良いでしょう。

再セットアップの流れ

再セットアップには上記の書類と料金が必要となります。申込書に「車載器登録番号」の記載が必要となる場合が多いので、事前に確認しておくとスムーズです。

再セットアップは以下の流れで行います。

ETC再セットアップが可能な店舗を探し、電話で予約を行う。(直接店頭に行った場合、その場で再セットアップが行えない場合がありますので事前の電話確認がおすすめです。)

予約日、店舗の担当者に再セットアップ希望であることを伝え、「セットアップ申込書」を記入します。記入後は、車検証や運転免許証など身分証明書の提示を求められることが多いです。

その後、担当者により再セットアップ作業が行われます。

早ければ30分程度で作業は完了します。その後、ETC車載器が正常に動作するか確認し、問題が無ければ完了です。

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中古車のETC、名義変更しないとどうなる?再セットアップの方法も解説!  まとめ

✅ETC車載器において、氏名や住所といった情報は登録されていないため、名義変更は必要ない。ただし、車両情報に変更が生じる場合には、再セットアップが必要となる。

✅ETCのセットアップとは、車両の情報を暗号化して書き込み、安全に通信できるよう暗号情報を組み込むこと。

✅別の車に付け替えていなくても、車両をけん引できるように改造した場合や、ナンバープレートを変更した場合には、再セットアップが必要となる。

✅車両の持ち主が変わっても、ナンバーが変わらなければ再セットアップの必要はない。

✅再セットアップの必要があるにもかかわらず、行わなかった場合、料金照会をはじめとしたサービスが利用できないだけでなく、不正通行とみなされ罰せられる可能性もある。

✅2015年6月30日以前にセットアップしたDSRC車載器は、再セットアップによりETC2.0のサービスを利用できるようになる。

✅ETC車載器の再セットアップは、登録されたセットアップ店に持ち込み依頼する。

✅セットアップ時には車検証や身分証のほかに、車載器管理番号が必要となる。

✅再セットアップには相場として3000円ほどの費用がかかる。作業は30分程度と長くはないが事前の予約がおすすめ。

 

いかがでしょうか。ETC車載器にドライバーの個人情報は登録されていない為、名義変更の必要はありませんが、自分の車両についているETC車載器の再セットアップが必要な可能性があるかたは、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

 

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