この記事では、中古のセレナが安い理由と中古のセレナをお得に手にいれる方法、その際の注意点について詳しく解説します。
セレナというと他にもライバル車がたくさんあり、そちらの方に目が言ってしまうかもしれません。
中古のセレナだと他のライバル車よりも安い傾向で怪しいと思うのも仕方がないでしょう。
しかし、しっかりと中古のセレナが安いのかを知ることでよりお得に車を購入できるかもしれません。その理由とよりお得に購入する方法について、注意点も踏まえ本記事で詳しく解説していきます。
この記事を読むと、「セレナ 中古 安い理由」と検索している人は以下のことについて理解できます。
✅中古のセレナ本体が不備や人気からわかる安い理由
✅中古のセレナを購入で大きく損だと思ってしまう注意点
✅中古のセレナの中から安全、快適でお得に購入する方法
中古のセレナが安い理由
流通量が多い
セレナは1991年から販売されており、実に30年以上も親しまれているロングセラー商品です。
そのため、流通量も多く、相場価格も下がりやすいです。
2016年発売の5代目のセレナでe-POWER（ハイブリッド）モデルが登場し、人気になりましたが流通量が多いので価格は高くありません。
また、ライバルのヴォクシーと比較しても中古での流通量が多いです。
ガソリン車仕様の人気が低い
セレナはガソリン車使用とe-POWER使用の2種類があります。
E-POWER使用は人気のため、ガソリン車使用の方は人気がありません。
そのため、2種類の中でもガソリン車使用の中古車価格が安いです。
つまり、セレナの中でも特にガソリン車使用の中古車が安いということでセレナ全体の価格も下げていると見られています。
実際に、カーセンサーでの中古価格を見るとe-POWER使用が79万円~424万円なのに対し、ガソリン車使用が1000円～425万円とかなりの価格差になっています。
また、ガソリン車使用のセレナの中古車価格が安いのは、税制面で優遇がないことが原因と考えられています。
バッテリーの寿命が短い
セレナのe-POWER使用のバッテリーの寿命はだいたい10年とされています。
バッテリー寿命が短い原因としては、耐久性がないことが挙げられます。
E-POWERの場合、エンジンで発電しバッテリーにエネルギーを蓄電、モーターで走行というシステムです。
一般的なハイブリッドは、走行中に減速したエネルギーをバッテリーに充電して、モーターで走行するというシステムです。
つまり、バッテリーに蓄電する回数とモーターで走行する回数（放電）が多いe-POWERだからこそバッテリーの劣化を早めていると考えられます。
このように、バッテリーの寿命が短いことで中古車だと、新古車であれば新車並みの寿命となりますが、3年、5年経ってしまうと買い手がつかなくなることが目に見てわかります。
バッテリーが寿命を迎えると交換ということになるため、高額な出費となります。
また、新車から5年が経った中古のセレナになると価格が大きく下がり、10年以上経過すると激安と言えるほどの価格になります。
故障がある
車は故障がつきものですが、セレナの場合エンジンマウントやCVTアイドリングストップ、プロパイロット、自動ブレーキ辺りがよく見られる故障です。
特にエンジンマウントとCVTは走行に支障が出てしまうので、故障して放っておくことができません。
また、4代目となるC26セレナは5年目付近でCVT故障が多発しているそうです。
中古のセレナを買う際の注意点
相場価格以外は選ばない
中古車市場全体に言えることですが、相場価格よりかなり安い価格というのは何かしら理由があります。
事故歴や修復歴や水没車などの場合もあります。
もし、安い価格で良さそうな車があれば必ず車両のメンテナンス記録を見ましょう。メンテナンスの項目が細かいと信頼しやすいです。
スライドドアの状態
セレナのようなミニバンでスライドドアがある車は、スライドドアが故障しやすいとされています。
そのため、スムーズにスライドドアが動くかを確認しておく必要があります。
E-POWERはバッテリー状態の確認
前述している通り、e-POWERは独自のシステムにより使用すればするほど劣化が激しいです。
販売員に頼むことで、電圧のばらつきを数値化した「Δ（デルタ）SOC」でバッテリー状態を確認してもらえる可能性があります。
また、燃費計の数字でバッテリーの劣化を推測でき、カタログと比較して大幅に低ければバッテリーが劣化していると判断できます。
もちろん、e-POWERの寿命は10年なので、いつ購入されたものかを確認することも指標の一つになります。
ただ、バッテリーを新しいものに交換していれば問題はなく、自分が所有する間にバッテリーを交換しなくても良さそうな場合も購入の範囲に入れて良いでしょう。
中古セレナを安くお得に購入する方法
予算を決める
予算は決めておかないと色々検討しているうちに奮発してしまったり、そこまでお金をかけなくても良くて結果的に良い買い物ではないとなりかねません。
ある程度大枠でも「ここまでなら」という予算を決めておきましょう。
年式と走行距離
予算にもよりますができるだけ走行距離が少なく、年式が新しい方が車の状態は良い傾向です。
外観と内装
外装や内装にサビや傷があればそこからまた劣化しかねません。
また、内装の汚れもそのまま放置すると取れにくくなります。
修復やクリーニングの費用も頭に入れておく必要があります。
信頼できるお店で購入する
お店で信頼できないところはトラブルが起きる可能性があります。
ちょっとしたトラブルならまだしもお金がかかるようなトラブルになると予算を超えてしまう可能性もありますので、慎重なお店選びが必要です。
4代目を購入する
4代目セレナは2010年～2016年まで発売されました。
4代目までだとe-POWERはまだ搭載されていないため、バッテリーの劣化も心配ありません。
また、2016年のものであればまだ発売から6年ほどしか経っていないため、あまり使っていない車であればお得と言えるでしょう。
ヴォクシーと比べても少しだけ安いとされる相場で、予算100万円以下の方におすすめです。（10年以上落ち）
ハイウェイスターが多く流通し、アラウンドビューモニターも装備したモデルもあるため安全性も求めたい方にもおすすめできます。
ただ、ハイウェイスターは相場が少し高くなり、値崩れしにくい特徴があります。
保証付きの車を狙う
E-POWERシステム関係が故障やバッテリーの劣化により修理代が高くなってしまいます。
特にe-POWERを搭載しているセレナは、保証がついているものを購入すると後々のことを考えると安心です。
リセールバリュー狙い
安く買うだけでなく、売った時に得られるお金で結果的に安く車を手に入れるという考えもあります。
リセールバリューを狙うのであれば中古セレナを購入するため、多くは短期間の所持が目的です。
ハイウェイスターは相場よりも高くなる傾向で、販売台数の8割を占めるため非常に人気のモデルと言えます。
特に、ハイウェイスターVもしくはハイウェイスターG系のグレードで、インテリジェントアラウンドビューモニター、純正ナビを装着しているモデルがおすすめです。
【中古のセレナが安い理由とは】まとめると
✅中古のセレナは流通量が多く、人気ないわけではないがデメリット部分が価格を安くしている
✅中古のセレナを買うときはデメリット部分に注意する
✅中古のセレナを買うときは買う目的をハッキリした方が後々、金銭面でも感情的にも困らない
✅中古のセレナはなるべく状態の良いものを購入した方が金銭的にも手間的にも面倒ではない
✅信頼できるお店で中古のセレナを買わないと後々お店とトラブルになりかねない
✅中古のセレナは4代目くらいが最もコスパが良い
✅中古のセレナは保証つきの方が安心で、離セルバリューを狙うならハイウエイスターがおすすめ
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