車の傷をタッチペンで修理する方法を知っていますか?
今回は、車の傷をタッチペンで修理する方法などについて詳しく解説します。
まずは、タッチペンで修理できる車の傷からみていきましょう。
すでに詳しい方は、改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
この記事で分かるポイント4つ
✅タッチペンで修理できる車の傷
✅車の傷をタッチペンで修理する時に必要なもの
✅車の傷をタッチペンで修理する方法
✅修理が失敗した時の対処方法
タッチペンで修理できる車の傷
塗装剥がれ
車の年式が10年未満の場合、経年劣化による塗装剥がれが小さな範囲であれば、タッチペンを使用して修理できます。
広範囲にわたる場合や手間のかかる修理になることもあるため、煩わしさを避けるためには専門業者に相談することがおすすめです。
傷の深さにも注意が必要で、内部への損傷がある場合は、タッチペンだけでは対処できないことがあります。
こすり傷
こすり傷についてもタッチペンで修理できる場合がありますが、これも傷の浅さと範囲に制約があります。
強いこすり傷や内部への損傷がある場合、タッチペンだけでは対処しきれない可能性があるため、注意が必要です。
浅い傷の時だけ修理をしましょう。
車の傷をタッチペンで修理する時に必要なもの
車の傷をタッチペンで修理する時に必要なものは以下の通りです。
・タッチペン
・マスキング
・コンパウンド
・耐水ペーパー
・サンドペーパー
・脱脂スプレー
・ワックス
上記のものは、カー用品店やオンライン通販サイトで購入可能です。
価格は商品によって異なりますが、一般的には500円から1,000円程度で入手できます。
タッチペン(タッチアップペン)は、筆塗り型とスプレータイプの2つのタイプがあり、広い範囲の傷に対応するボデーペンが選択できます。
通販での購入時は、カー用品店での販売スタッフと相談できないため、色番号などを確認した上で購入することが重要です。
国産車の場合、車のボディーカラーのカラーコードはエンジンルーム内のコーションプレートに記載されています。
このコーションプレートは幅約10cmの金属製プレートで「COLOR」「PAINT」という欄にカラーコードが記載されています。
写真を撮って保管し、カー用品店で補修用ペンを探す際に活用すると便利です。
修理に必要なアイテムの中には、水を入れるバケツ、汚れを拭き取るタオル、作業を助けるカッター、はさみ、ゴム手袋なども必要となるので、これらも準備しておくことをおすすめします。
タッチペンの選び方
外装色コードを確認する
最初に、自分の車の外装色情報を調べましょう。
これは通常「外装色コード」「カラーナンバー」「カラーコード」と呼ばれ、エンジンルームや運転席側のドアの近く、運転席側のピラー部分などにある「型式プレート」に記載されています。
この色情報を元にして、適切なタッチペンの色を選ぶことができます。
タッチペンの色が車体の塗装と比べて濃い場合があるかもしれません。
これは、車の塗装が時間と共に変化するためであり、古くなるほどタッチペンとの色の違いが目立つことがあります。
鈑金塗装業者は、複数の色をブレンドして、古い塗装にも違和感のない色を塗装するため、心配せずに相談できます。
傷の大きさに合ったタッチペンを選ぶ
タッチペンには筆先の太さが異なる製品が販売されています。
筆先が太すぎると、塗料が傷以外の部分にはみ出す可能性があり、逆に細すぎると傷の修復に手間がかかるでしょう。
傷の大きさに合わせて適切なサイズを選ぶことが重要ですので、傷のサイズを事前に測定しておくことをおすすめします。
社外品にする
タッチペンは、自動車メーカーの純正品の他にカー用品メーカーが提供する社外品もあります。
一般的に、社外品は価格が純正品よりも低い傾向があり、予算を抑えたい場合には社外品を選ぶことを検討する事をおすすめします。
色に関しては、社外品でも純正品とそれほど差がないことが多く、車体の色が変化している場合もあるため、純正品と社外品の色の差は小さいと言えます。
これらのタッチペンは、ネットショップ、カー用品店、ホームセンターで購入できます。
おすすめのタッチペン
ソフト99のタッチアップペン
ソフト99のタッチアップペンは、筆塗りタイプで、小さな傷やはがれを手軽に修復できます。
初心者から上級者まで、ブラシの準備が不要で使いやすいため、広く人気があります。
刷毛やシンナーの別途購入が不要で、コストにも優れています。
評価も高く、「目立つ傷が消えて満足」「耐久性が良い」という意見が多数あります。
別売のエアータッチを取り付けるとスプレータイプに変身し、大きな傷や均一な仕上げに役立ちます。
カラーナンバーに合った塗料は、ソフト99の公式サイトで簡単に調べることができますので、購入前にカラーコードを確認しましょう。
⚫︎商品情報
・価格: 452円
・容量: 12ml
ホルツ カラータッチ
ホルツのカラータッチは筆タイプのタッチアップペンで、簡単に修復が可能です。容量は20mlで、容量を重視する方に向いています。
筆の使用により「簡単で使いやすい」と評判で、マスキングの後に塗装することでミスが少なくなります。
ホルツの公式サイトでは、車種や色に合わせて適切なカラータッチを簡単に検索できます。
⚫︎商品情報
・価格: 618円
・容量: 20ml
車の傷をタッチペンで修理する方法
大まかな手順は以下の通りです。
①車傷の汚れを落とすクリーニング
②傷を露出させる
③マスキングで傷の周りをカバーする
④タッチペンによる補修
⑤サンドペーパーによる表面処理
⑥コンパウンドで研磨する
⑦ワックスでツヤを出す
①車傷の汚れをクリーニング
傷周辺と傷口を丁寧に洗車し、汚れを取り除きます。
汚れが残ると補修が難しくなるため、徹底的なクリーニングが必要です。
②傷を露出させる
傷口を露出させるために、脱脂スプレーで油分を取り、ささくれやめくれを丁寧に取り除きます。
③マスキングで傷の周りをカバーする
傷の周りをマスキングテープで保護し、塗料の飛散を防ぎます。
④タッチペンによる補修
タッチペンを使用して、傷口にペイントを塗布します。
ペイントは多めに塗り、乾燥させながら何度か重ね塗りを行います。
⑤サンドペーパーによる表面処理
ペイントが完全に乾燥したら、サンドペーパーを使用してペイントの凹凸を平らにします。
段階的に細かいサンドペーパーを使用します。
⑥コンパウンドで研磨する
コンパウンドを使用して表面を磨き、ペイントの仕上げを行います。
細かい目のコンパウンドから始め、徐々に細かいものに切り替えます。
⑦ワックスでツヤを出す
ワックスを均等にかけてツヤを出し、塗装を保護します。
ワックスは均等に広げ、十分に乾燥させます。
上記の手順で車の傷を修理することができます。
修理が失敗した時の対処方法
スプレータイプの有機溶剤やうすめ液を使用する場合、タッチペン修理時に実際の塗装で色番を誤ってしまうことがあります。
このような場合は、エアスプレーなどでの塗装ミスがあれば、専用のスプレー製品が販売されており、塗装の修正におすすめです。
スプレーを塗布後、ふき取りを行い、塗料を除去します。
タッチペンでムラが生じたり、修理が失敗した場合には、うすめ液を使用して修正することができます。
うすめ液を塗布することで、タッチペンの塗料を調整できます。
修理が失敗した場合に有機溶剤やうすめ液を使用する際、換気の良い場所で行うことが重要です。
高濃度で使用すると、タッチペンを塗った場所以外の部分も溶かしてしまう可能性があるため、不要な部分をマスキングテープなどで保護することをおすすめします。
換気と濃度に注意し、失敗しても焦らずに対処しましょう。
「車の傷をタッチペンで修理する方法」まとめ
✅車の傷をタッチペンで修理する方法を紹介している。
✅タッチペンで修理できる傷は塗装剥がれとこすり傷。
✅タッチペン、マスキング、コンパウンド、耐水ペーパー、サンドペーパー、脱脂スプレー、ワックスで修理ができる。
✅国産車の場合、車のボディーカラーのカラーコードはエンジンルーム内のコーションプレートに記載されている。
✅幅約10cmの金属製プレートで「COLOR」「PAINT」という欄にカラーコードが記載されている。
✅タッチペンを選ぶ時は外装色コードを確認して、傷の大きさに合ったタッチペンを選ぶと良い。
✅純正品ではなく社外品を選んだ方がコスパが良いのが選ぶ時のコツ。
✅社外品でも純正品と変わらないカラーがある。
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