プリウスなどを販売しているトヨタの塗装剥がれのリコールについて詳しく知っていますか?
今回は、プリウスの塗装剥がれのリコール問題について詳しく知らない方向けにプリウスの塗装剥がれのリコール問題について詳しく解説します。
まずは、プリウスの塗装剥がれの保証期間からみていきましょう。
すでに詳しい方は、改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
この記事で分かるポイント4つ
✅プリウスの塗装剥がれの保証期間
✅トヨタの塗装剥がれのリコール内容
✅リコール対象になっていないプリウスでも塗装が剥がれるという口コミ
✅リコールになった時の対処方法とスプレーで自分でプリウスを塗装する方法
プリウスの塗装剥がれのリコール内容
プリウスのボディ塗装剥がれの保証期間は3年です。
ちなみに外板の穴あき錆については5年です。
リコール対象車種は?
一部の車種や特定の生産期間のホワイトパールクリスタルシャイン色の車両において、中塗り塗料の濃度(顔料の量)が不足し、膜厚が不十分な場合、長期間にわたる太陽光と雨水の影響で、電着塗膜と中塗り塗膜の密着性が減少し、外部の影響によって塗膜が剥がれる可能性があると公式にトヨタが発表しています。
この現象が発生している場合、無償で修理をしてくれるそうです。
この現象はボデーパネルに限定され、外装部品(バンパーやドアミラーなど)は対象外となっています。
対象車種は、アルファード、ヴェルファイア、ハイエース、レジアスエ ース、iQ、カローラルミオン、オーリス、ウィッシュです。
リコール対象になっていないプリウスでも塗装が剥がれるという口コミ
アルファード、ヴェルファイア、ハイエース、レジアスエ ース、iQ、カローラルミオン、オーリス、ウィッシュですが、シエンタ、ランド クルーザー(プラド)、ラクティス、マークX、プリウス(α)、ノア、ヴォクシー、ヴィッツなどでも塗装が剥がれるという口コミがあります。
リコール対象になっていないプリウスなどの車を修理に出すと数十万円必要という口コミや100万円ほどの修理の見積もりをもらったという口コミがあります。
30か所程度の小さな塗装剥がれプリウスをトヨタディーラーで無償修理をしてもらったという口コミがあり、1ヶ月以内に塗装が完了したそうです。
塗装剥がれの個所数や剥がれた範囲の広さなどで無償にするか有償にするかを判断しているという口コミもありましたが、トヨタが公式で発表している車種以外で保証期間が切れている場合、無償での修理は基本的にはできないと思っておいた方が良いです。
自分の車がリコールになった時の対処方法
自分の所有する自動車がリコール対象になった場合は、新車や中古車に関わらず、無償で修理してもらえます。
自動車メーカーやディーラーからリコールの通知が届いた場合は、指定された場所に車を持参し、迅速に修理を依頼しましょう。
新聞、テレビ、インターネット、国土交通省のウェブサイトなどでリコールの情報を知った場合も、速やかに自動車メーカーに連絡し、指示に従うことが重要です。
リコール対応していなくても車検はできる
リコールに対応していない状態でも、車検はできます。
リコールの修理は車検代行業者ではなく、ディーラーで行われるため、代行業者を通じてディーラーに修理を依頼することになります。
代行業者に手数料がかかり、リコールの修理に時間がかかるため注意が必要です。
リコール対応していない車は車検に通らない事もある
リコールの原因が「国定の安全基準を満たさない深刻な欠陥」などである場合、リコール対応を行っていない車は、車検に通らないことがあります。
リコールの原因が車検の検査項目に該当する場合も、車検に通らない可能性があるため覚えておきましょう。
ディーラーにすぐに連絡すると良い
リコール情報が判明したら、すぐにディーラーと連絡を取ることが大切です。
車検代行業者を通じて車検を進めている場合でも、リコール対応に関する通知は自動的に代行業者に送られることがあるため、リコール情報を把握し、ディーラーとできるだけ早めにやりとりする必要があります。
リコール対応に期限はある?
リコールの通知を見逃してしまったり、中古車を購入してリコール対応だった場合、対応方法について検討する必要があります。
リコールの対応には期限はないため、国土交通省のウェブサイトなどで20年以上前のリコール情報が公開されているように自動車メーカーは、過去にさかのぼってリコール対応を行う責任を負っています。
リコールの対応が遅れてしまった場合でも、すぐににディーラーに連絡し、対応策を相談してみましょう。
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リコールできる迄にプリウスの塗装剝がれを自分で処置する方法
必要なもの
・耐水ペーパー
傷を平らにツルツルにするための耐水ペーパー塗料は、均一にボディにつき、デコボコしていたらそのまま塗装されてしまいますので、耐水ペーパーを使用してツルツルにします。
様々な目の荒さがありますが、いくつか用意しておく方が良いです。
荒いものから細かいものに変えてツルツルにしていくと上手くいきます。
・プラサフ
ボディと塗料をしっかりつなぎとめるものです。
吹きかけて触ってみるとわかりますが、ゴムのような感じです。
塗料をそのまま塗ってしまうと、乾いた後でひび割れて全て取れてしまう場合もあるため、下地作りのようなものです。
一度塗った塗装をひび割れて取れないようにするためにも、必ず使いましょう。
・塗料
塗装のメインとなる塗料です。
各メーカーごとのカラーがありますので、よく確認してから購入してください。
同じ車種でも、細かく設定されている事があります。
「ブレイジングレッド」と「チリレッド」「ペッパーホワイト」と「オリンピックホワイト」など確認しなければ全く違う塗料を吹きかけてしまう可能性があります。自分の車に合った塗料を選びましょう。
・クリア
塗料だけだと触れただけで簡単に傷がついてしまいます。
塗装には、クリアという透明な塗装をしてピカピカにしましょう。
これを塗り忘れると車の表面がピカピカになることはありませんので忘れずに準備して下さい。
・ボカシ剤
新たな塗装を目立たなくするためのものです。
塗装は紫外線で少しずつ色落ちしていきます。
新しい塗装面と古い塗装面ではどうしても違いが目立ってしまいます。
これをわかりにくくするためのボカシ剤です。
綺麗に仕上げたい場合は、準備する事をおすすめします。
具体的な塗装方法
ステップ①塗装面をツルツルにする(紙やすり800番まで)
塗装前に耐水ペーパーを使用して塗装する部分を滑らかにします。
目の荒いものから徐々に目を細かくしていきます。
錆を完全に削り取ることが重要です。
錆が残っていると塗装が剥がれる可能性があります。
ステップ②スプレーの吹き付け
缶スプレーを使用して塗装を行います。
まずプラサフを吹き付けます。
その後、塗料を吹き付けます。
最後にクリアを吹き付けます。
薄く数回に分けて塗装し、液垂れを避けるようにします。
ステップ③ボカシ剤の使用
塗装が終わったら、新しい塗装面と以前の塗装面を比較します。
境界線がわかる場合は、ボカシ剤を吹きかけて境界をぼかし、自然な仕上がりを目指します。
「プリウスの塗装剥がれのリコール問題」まとめポイント7選」
✅リコールになった時の対処法、プリウスをスプレーで塗装することができる(本記事で解説)。
✅プリウスのボディ塗装剥がれの保証期間は3年で、外板の穴あき錆については5年。
✅一部の車種や特定の生産期間のホワイトパールクリスタルシャイン色の車両がトヨタから正式に塗装無償対応が発表された。
✅アルファード、ヴェルファイア、ハイエース、レジアスエ ース、iQ、カローラルミオン、オーリス、ウィッシュが無償塗装の対象でプリウスは含まれていない。
✅塗装箇所が多いプリウスなどはディーラーの判断で塗装が無償対応になったという口コミがある。
✅塗装が無償なる理由は、塗装箇所の多さという口コミはありますが、全てのディーラーが無償対応してくれる訳ではない。
✅塗装費用を安くしたいならスプレーで自分で塗装するのがおすすめ。
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