合宿免許は、通常の通う形式での教習所とは異なり短期集中で免許取得のための郷愁を受けられるので、気になっている方も多いかと思われます。
しかしそこで大抵の方が気付くのが、合宿を受ける場合は県外でなければいけないという制約です。
そこで今回は、合宿免許が県外しか許可されない理由などに関する以下の疑問を解決します。
✅合宿免許は県外じゃないと受けられないのはなぜ?
✅県内で合宿はできない?
✅合宿免許を探すときにおすすめのサイトはどこ?
これから合宿免許を受けようとしていて、県外でしか受けられない事に疑問を覚えた方は是非とも今回の記事を参考にしてみてください。
車の合宿免許はなぜ県外?県内不可の理由
大学生などの長期休みがある方は、その間を利用して合宿免許などで免許取得を目指す方も多いでしょう。しかし、実際に受けようとすると県内では合宿に参加できない事実を知ることとなります。
早速、なぜ合宿免許は県内不可で、県外でなければならないのかの理由について解説していきましょう。
合宿免許で入校不可地域があるのはなぜか
結論から言えば、自分が住んでいる県と同じ県で合宿免許することは基本的にはできなくなっています。
と言うのも、合宿免許では自動車学校が入校不可区域というものを定めており、ほとんどの場合同じ県内在住者は入校不可区域に当てはまるからです。
合宿免許に参加してみたいと考えて教習所探しをすると、教習所がある都道府県や市町村、またはその近隣に住民票がある人は入校できないという制限が設けられているのに気づくでしょう。
こうした入校ができない自動車学校のことを「入校不可地域」と呼ぶのですが、合宿免許ができる自動車教習所がある都道府県内や市町村内、近隣に住民票がある人はその合宿教習所に入校できない制限のことをいいます。
なぜこのような入校不可地域が設けられたのかに関してですが、それには合宿免許というシステムができた理由が大きく関係しているのです。
そもそも合宿免許が誕生した理由というのが「通学できる自動車学校が近くに無い方のために免許を取る手段」として誕生した免許取得システムとして始まったところをルーツとしています。
免許を取得するためには、教習所へ通って一定時間教習を受けることが必要です。教習はカリキュラムが決まっているため、全て修了するために何日も掛けなければなりません。
しかし、通学できる教習所が近くにない方には免許を取る手段がないことから、合宿免許というシステムが生まれたわけです。
このように、そもそも合宿免許というのは通学できる教習所が近くにない人々のためのものと言えます。
教習所が近くにない方が短期集中で教習を受け、免許を取得できるようにすることを目的としているのです。通学できない方のために宿泊施設を用意して寝泊まりしてもらい、さらには食事もそこで済ませられるようにすることで教習に集中できるよう配慮しています。
通学可能な地域に住んでいる方の場合、わざわざ合宿免許という方法をとらなくても教習を受けることができます。
そのような方まで合宿免許参加可能としてしまうと、通学教習より比較的費用が安いとされる合宿免許にばかり応募者が殺到してしまうかもしれません。
そうなると、本当に合宿免許を必要としている方が利用できなくなってしまいます。そのため、合宿免許を行っている教習所では入校不可地域というものを設定している為、基本的には自分が住んでいる県の合宿免許に参加するのは不可となっているのです。
県外に行く必要がある合宿免許の入校不可地域エリア
合宿免許は基本的に県内で参加することは難しく、県外で参加する必要がある事を簡単にではありますが説明しました。
続いて、入校不可地域はどこまでなのかという点についてですが、基本は合宿免許を行っている教習所それぞれが独自に設定しています。
たとえばある教習所では、合宿教習所と同一の県に住んでいる方は入校できないと定めています。また他の教習所では、教習所がサービスの一環として行っている教習生送迎の対象地域範囲内に住む方の入校を断っている形になっています。
これまでにもご紹介した通り、合宿免許を行っている教習所の近隣地域に住んでいる場合には入校不可地域に該当しています。
合宿免許を利用して免許を取得しようと考えている方は、入校希望の教習所の入校不可地域に自分の住所が含まれていないかどうかを必ず事前に確認しましょう。
教習所側がどうやって判断をしているのかについてですが、合宿免許教習所の都道府県全体や教習所周辺の市町村に自宅や住民票があると入校できない場合が多いです。
ほぼすべての合宿免許教習所にこの制度があり、どこまでを不可地域とするのかをそれぞれの教習所が設定していることとなっています。
実は県外じゃなくても合宿免許に参加できる?
業界のルールとして定められている以上、教習生はそれに従わなければならないので大抵は合宿免許に参加する際には県外のものを選択するほかありません。
しかし、100%誰であってもこの規則に当てはまるわけではなく、中には県内の合宿免許への参加を許されることがあるのです。
これまでにご紹介した通り、入校不可地域の決め方やルールは教習所や地域によって異なります。
法律によって固く決められているようなものではない以上、入校不可地域の制限が厳しい教習所もあれば、逆に緩い場所もあるのです。
- 制限が厳しい場合・・・教習所がある都道府県全域が入校不可地域に指定されていることが多い
- 制限がゆるい場合・・・主に教習所の送迎バスが出ている範囲が入校不可地域に指定されていることが多い
同じ教習所でも規定が異なっている以上、上述したように制限を厳しく設けているところの場合は県内からの参加は難しいですが、緩ければ参加できる可能性があるのです。
例えば、どう頑張っても「通学できる手段」がなかったり、特別な理由がある場合は入校を認めてもらえる場合があります。
より具体的に言うと「県内ではあるけれど離島に住んでいる」「交通機手段がない場所に住んでいる」といったケースの人は同じ県内の免許合宿所に行くことができる場合もあります。
どうしても気になっている合宿免許教習所があって、住民票が入校不可地域に指定されている場合は直接、教習所に相談してみるのも良いでしょう。
教習所としてもビジネスの一環でやっていることには変わりありませんし、通常の教習でも今回のような合宿免許でも、教習生でありつつ「お客様」として捉えられている面があるのは事実です。
こちらが無理そうだと思っていても案外大丈夫なケースもあるかもしれませんので、まずは直接確認してみるのをおすすめします。
ちなみに、同一県内の合宿免許に参加するメリットとしては以下が挙げられます。
- 住み慣れている土地で運転できる
- 立地によっては帰省も出来る
自分が住んでいる土地で運転することによって、全く知らない土地で運転するよりも少しリラックスして運転することができます。自宅から通う形式の教習と同じで、基本は自分がよく知っている地域のルートでの路上教習が行われます。
住み慣れた土地で運転を学ぶことでリラックスして運転でき、運転中に様々なところに意識を向けることができるのはメリットと言えるでしょう。
同じ県内での合宿免許なら、実家と自動車学校の位置関係によっては日帰りなら自由時間に帰省することができるかもしれません。
とは言っても、日帰りになるのであまり実家で過ごす時間は取れないかもしれません。この点は他県で合宿免許を行う人にはあり得ない、同県で合宿免許する人ならではの特典と言えるでしょう。
県外合宿免許もメリットあり!おすすめの車の合宿免許サイトもご紹介
大抵は自分が住んでいる県内での合宿免許に参加するのは難しくなっているのですが、入校不可地域は教習所それぞれが定めている分場合によっては県内で参加することができるわけです。
ここからは、大抵の人が選択することになるであろう県外の合宿免許に参加する場合のメリットと、おすすめの合宿免許サイトを併せてご紹介します。
県外の合宿免許に参加するメリット
わざわざ県外に合宿しに行くのは面倒…と思う方もいるかもしれませんが、県外は県外で相応のメリットがあるのもまた事実です。
- 観光気分で参加できる
- 交通費も支給される
- 新しい経験になる
まずは「観光気分で参加できる」です。
自分の住み慣れている地域にある自動車学校で教習を受けるのは、住み慣れている地域での路上教習を受けられる事もあって慣れが早いというメリットがありました。
対して県外の場合には、基本的にあまり知らない土地での教習を受けることになります。
その土地独自の文化や方言などにも触れることができて、観光気分も含みながら合宿に参加することができます。自分が詳しく知らない土地での教習は、毎度新鮮な景色の中で行われることでしょう。
続いては「交通費も支給される」です。
大抵の合宿免許プログラムでは、交通費が基本的には支給されることが多いです。
別の県に行く手間や費用が気になるという方も少なくないでしょうが、交通費が支給される分を考えると同じ県での合宿免許での費用と他県での合宿免許の費用は大きく変わらないのです。
むしろ合宿免許ならではの教習全体の価格の安さも相まって、県内で受けるよりもトータルの費用を抑えることができるケースもありますから、折角なら他県で合宿免許を受けるという選択肢も考えたいところです。
もう1つが「新しい経験になる」です。
観光気分であるという点に少し被る部分はありますが、運転を学ぶのはもちろんのことその地域やエリアについても学ぶことができる、一石二鳥の機会となります。
こうした経験は、友達や家族に話す楽しいネタとして活用できます。同じ県だとそうはいかないと思うのでこれも大きなメリットです。
また、わざわざ県外に出向く以上同じ合宿免許に参加する人は知らない人が大半でしょう。初対面同士でも免許取得という同じ目的を持っているため共通の話題があり、打ち解けやすい傾向があります。
合宿期間が2週間以上にわたることが多いため、話すチャンスも頻繁にあり新しい出会いを見つけられる可能性もあります。
県外でも県内でも合宿免許では住民票が必要
例え県外でも県内で通うことが許されている合宿免許であっても、必ず住民票を提出する必要があります。
合宿免許を含む公安委員会が指定した自動車教習所では、技能教習の後半には実際の道路を運転する路上教習が行われます。実際の道路で教習を行うためには、仮免許試験に合格して仮免許証を取得することが必須条件です。
仮免許証を発行するにあたり、住民票に基づいた住所が必要となるため、全ての教習所では住民票の写しの提出が必須なのです。
提出を実際に行う際には以下の点に注意する必要があります。
- 本籍地の記載があること
- 発行日から3ヶ月以内であること
- マイナンバーの記載がないこと
1つ目に確認しなければならないのは「住民票に本籍地の記載があること」です。
これは、仮免許証を発行する際に本籍地が必要になるためです。住民票を取得する際、基本的に本籍地の記載は省略されています。申請の際には「本籍地記載の有無」をチェックする項目で『有』にチェックを入れましょう。
2つ目は有効期限の確認です。
提出する住民票は発行日から3ヶ月以内の場合のみ有効です。そして最後は、個人情報を保護する意味でマイナンバーの記載がなく、本人の情報のみが記載されているものを用意します。
なお、外国籍の方は上記条件に加えて国籍の記載があることなどが必要です。
住民票の取得が不安な方は、発行する際に「運転免許証を取得するために使いたい」と相談してみるとよいでしょう。
住民票の住所と現住所が同一でないといけないという決まりはありません。しかし、住民票だけではなく現住所が入校不可地域内の場合は入校できません。
教習所によっては、入校前に現住所の証明を求められるケースや、虚偽の住所を申告したことが発覚した場合に即退校となるケースも発生しています。
このようなケースは決して多くはないですが、トラブルの原因になるので教習所への申込みや提出書類には必ず事実を申告してください。
県外の合宿免許先を選ぶ時のおすすめサイト「ユーアイ免許」
引用:ユーアイ免許
ウェブ名称 | 合宿免許のユーアイ免許 |
運営元 | 株式会社ユーアイ |
教習所数 | 52校 |
掲載地域 | 北海道・東北・関東・北陸・中部・近畿・中国・四国・九州 |
価格 | 19万円~ |
県外の合宿免許を探している時におすすめのサイトは「ユーアイ免許」です。
鳥取県などの山陰地方や福井県をはじめとして、全国各地合計52の教習所の合宿免許を取り扱っているサイトです。
各種割引があるプランなど、構成が学生目線で作りこまれているのが特徴となっていて、最安20万円を切る非常にリーズナブルな価格から免許取得が可能です。
安いプランや様々なニーズに対応するプランや企画が多いことから、とにかく学生におすすめすることができるサイトであるとも言えます。
「【なぜ?】車の合宿免許は県外じゃないとダメ?理由やおすすめのサイトを紹介」まとめ
✅合宿免許には入校不可地域がある
✅本当に合宿免許を必要としている人がいるために定められている
✅基本県内からは合宿免許の入校ができない
✅不可地域はそれぞれの教習所が決めている
✅場合によっては県内でも合宿免許の参加が可能
✅県外の合宿免許も観光気分で参加できるなどメリットあり
✅県内・県外どちらでも住民票の提出が必須
✅「ユーアイ免許」は学生におすすめの割引キャンペーンを展開
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